story...side girl

私には推している俳優がいる。テレビでよく見るっていうより主に舞台で活躍している人。
役に対する真摯な姿勢?作品を重ねるごとに上手くなってゆく歌やダンス?イベントで見せる素の姿?
何処が好きなのって聞かれることも多いけれど、今はもう全部!!!!!って言うしかなくなっちゃった感じだ。
チケットを勝ち取りつつSNSの更新ににやけちゃって、公演が近付いてきたなら手紙をしたためて舞台の上で輝く彼を見つめる。そんな日常を繰り返しては一喜一憂していたのだけれど、最近少し気になることがある。
例えばそれは、私がプレゼントした服を何度か着ているだとか。手紙に書いたことを配信の時に言及していただとか──ステージの上の彼には数多くの視線が向かっているはずなのに、私のそれと彼のそれが交わって、それだけじゃなくて微笑まれただとか。
全部全部気のせいって言っちゃえばそうかもしれない。でもそうじゃないかもしれない。なんて否定したくなるのは私が彼のファンだからなのだろう……けれど。これ以上好きになっちゃうのも怖いから、私はそれを全部気のせいということにして心の隅に追いやっている。
明日からまた劇場に通う日々が始まる、人気スマホアプリの舞台化第四弾は倍率も凄かったけれど初日と千秋楽を含めた幾枚かのチケットがこの手の中にあるのだから。
これからもきっと、勘違いしちゃう要素はあるけれど私と彼は俳優とファン、そのままだと思っていた。

story...side boy

俳優という仕事を選び、それを必死にこなしていればファンと呼べる子たちは徐々にその数を増やしていた。
若手の冠はあるし主なフィールドは舞台だけれどバースデーのような節目、カレンダーや写真集だって出せば発売記念のイベントが組まれる。
演技とかだけじゃなく、外見だって重要な要素になっているのは分かっているつもりだ。
そうして活動をしていれば何度も何度も来てくれているファンの顔と名前くらいは一致する、あっまた来てくれた、って思うこともある。人間だもの。
……そう、人間だから。勿論ファンは全員等しくありがたい存在だと思っている、その言葉に嘘偽りはない。
けれど。意識していたことに触れてくれた手紙、好きだってぽろっと漏らしたブランドのプレゼント。何より舞台の上の俺に注がれる熱のこもった視線。
気付けば俺もそれを追いかけて見つめ返したりしていた。気付かれてるかは分からないけれど。
特別とかじゃない、気に入ってるってライン。そのラインを飛び越えちゃいけないって自分に言い聞かせながら明日初日を迎える舞台の最終確認をする。彼女はきっと来てくれる、そんな確信を抱きながら。

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若手俳優と女性ファン。熱心なファンである彼女をファンと言う括りではあるものの俳優は気に入っています。
その感情は当人である彼女にももしかしたら?というくらいには伝わっているようですが、今のところそれを認めようとはしていないよう。
そんな中で彼が出演する人気スマホアプリを原作とした舞台が幕を開けます。しっかりと初日と千秋楽を含む複数のチケットを手にしている彼女は劇場に足しげく通うでしょうし、彼は役を全うしつつももしかしたら役と自分の境目が曖昧になるカーテンコールでは彼女がいるか探してしまったりすることがあるのかも。
そんな男女の関係は、ちょっとしたきっかけや偶然で変わってゆく、のかもしれません。

基本的に男女ともキャラメイクに大きな制限は設けませんが、若手俳優は女性ファンのことを気に入っていること・女性ファンはそれを気のせいとしていることを大前提にしたものでお願いいたします。
3rdとlastの間に簡易的な分岐のための選択を男女共にしていただく予定です(分岐は二種類予定)
若手俳優サイドには舞台上での情景などを描写していただく予定があります、若手俳優サイドで参加を希望して下さる場合は勿論、何方様も一度はこちらのページをご覧ください。
また当サイトはふわっとご都合主義芸能界を採用しております、現実のあれこれに当てはめるよりもキャラレスだからこそ!の心意気でご参加いただけますと幸いです。